生まれた意味を知るRPG


どうもこんにちは

ゲームで夜更かし系男子のSです


今日のタイトルは、マイブームが再燃中のPS2ゲームソフト「Tales of  The Abyss」の公称ジャンル名、いわばキャッチコピーのようなものです。

このソフトの紹介をすると、、、


発売されたのは2006年。
この作品は「テイルズ オブ
シリーズ」という、長らく続くシリーズの8作目にして、10周年記念タイトルとして力が入っている作品です。

事実、いまだにこの作品を名作と評価する声は多く、テレビアニメ化もされ、最近では3DSに移植されて再発売されました。

生まれた意味を知るRPG

なんかすごく深そうですよね笑(ぶっちゃけそんな大したことないっしょって思う人が大半だと思います)

でも、僕はこの作品に大きな影響を受けました

ここから先は、ネタバレ含まれてるんでもしそういうのに敏感な人がいればここで退室するのかよろしいかと思います



前置きが長くなりましたが、まず主人公(ルーク)が登場します。

大国の貴族の息子であるルークは誘拐された7年前より以前の記憶を失い、屋敷に軟禁され甘やかされ生きてきたため、世間知らずでわがままで性格のねじ曲がった人間として登場します。


そして、そのねじ曲がった性格のゆえに街一つを滅ぼしてしまい、しかもそれを他人のせいにして仲間に見放されます(こうやって書くと本当にどうしようもない人間ですね)

そしてさらに、ルークはレプリカ、要は劣化したコピー人間であることが判明します。

まあ要はどん底まで叩き落とされるわけですね。


そして大事なポイントか一つ!
コピーであるということはオリジナルがいるということ!

オリジナル(アッシュ)は、ルークが作られてからというものの、裏の世界を生きていくしかなく、ルークを憎んでいました。

貴族としての生活も何もかもルークに奪われたと。


それを知ったルークは、自分のことを責めるようになります。
なぜ作られたのか、何のために生きているのか、自分は何をなしたいのか、、、

人に迷惑をかけてばかり自分にできることはなんなのか?

それを探す旅が始まります。


その旅こそが、「生まれた意味を知る旅」、つまりこの作品のメインテーマへと行き着くわけです。そしてそれは、ルークの再生の物語だと言えます。

自分は生まれるはずのなかった命だから、本当はいてはいけない存在なのだ

そう考えていたルークは、この旅で、生きることに理由なんていらない、目的も必要ない

ただ「生きたい」という気持ちさえあればいいんだと

オリジナルだろうとレプリカだろうと、外見は同じでも違う人間で、人それぞれの未来があるのだと悟ります

僕はこの結末に、とても大きな影響を受けました。


22歳になった今でこそ、そんなに単純な話ではないと突っ込みどころ満載なストーリーではありますが、生きることに目的も理由も必要ないという言葉、いま自分にできることを積み重ねていくという姿勢、そして、人はやり直せるのだということが表現されています。


このゲームは、序盤でルークは本当にどうしようもない人間として描かれていて、さらに仲間からも見放される主人公です。

主人公といえば、パーティの中心で、リーダーであるのが、自分の中のイメージでした。

それがすぐにぶち壊れたことは大きすぎる衝撃でした。


しかし、そこから人間的に成長し、リーダーとして、主人公として、再生していく物語は、素晴らしいと今でも感じます。


最初からリーダーの人間なんていない、少しずつ成長していくんだと、暗に教えてくれているのではないかと思います。


むちゃくちゃ長くなりましたが、この作品の魅力が少しでも伝わればと思います。

皆さん一度、このソフトを手にとってみて戴いたらいかがでしょうか?