ものづくりへ訪れるニコニコの世界
文系男子のCojiです。
3Dプリンター3Dプリンターうるさいわーほんまー
といいつつ、ぼくも3Dプリンターについて書きます。
3Dプリンターが普及した未来、どのようなことが起こるか。
詳しいことは「MAKERS」読めば書いてます。以下はぼくが勝手に思っていることで、
ひとつの世界観。キーワードは2つ、「ニコニコ動画」と「Share」です。
まず、「ニコニコ動画」の世界では、今どのような事が起こっているのでしょうか。
その理解のために、下記の動画を観てください。たった1分。
Google Chrome: Hatsune Miku (初音ミク) - YouTube
初音ミクを題材に、ニコニコ動画で起こっていることをダイジェストで伝えています。
ピアノからメロディーを読み込み、セッションをミックスし、
歌詞を乗せ、イラストを描き、動画を作り、アップロードされた動画。
それが、歌ってみた、弾いてみた、踊ってみた、と世界中へ広がり、遂にはライブ。
それは、1人だけで作ったのではなく、群衆が協力して作り上げる、そんな世界です。
VOCALOIDの開発をキッカケに、誰もが音楽クリエイターになる機会を得ました。
音楽を創るのは、アーティストに与えられた特権だったものが、
群衆の力でプロ級の作品を創り出せるようになったのです。
さて、ぼくの描く3Dプリンターの普及した未来は、
この流れをそのままものづくりに変換した世界観です。つまり、
メロディー → 歌詞 → 歌 の流れを、
ソフト → ハード → デザイン
へと変換するのです。
それを可能にするのは、もうひとつのキーワード、「Share」の力。
前記事でも触れられていましたが、設計データのShareは、ものづくりの連鎖を促進させます。
ソフトウェアの世界では、GitHubというオープンソースサイトがすでに広く利用されています。
ハードウェアの世界でも、TECHSHREという3Dデータ共有サイトが最近立ち上がりました。
今はまだ普及段階ですが、上記のようなサイトは連鎖を生む重要なツールです。
こういったツールと3Dプリンターにより、ものづくりのハードルがぐっと下がります。
初音ミクにより、誰もが音楽クリエイターになる機会を得たのと同じく、
3Dデータを操れる者は、工学系の人間に限れられる、という世界が打ち壊され、
加工ができるものは工場を利用できる者だけの特権ではなくなり、
ものづくりによって人を楽しませることを誰しもができるようになります。
ぼくの見えてる世界があなたにも見えたでしょうか。
少しでもワクワクしていただけたのであれば、幸いです。
以上、文系男子のCojiでした。